恋の予感?繁殖に期待

20160617zoo

ツシマヤマネコ

絶滅が危惧(きぐ)されるツシマヤマネコ。京都市動物園では環境省のプロジェクトで、関西では唯一展示と繁殖に取り組んでいます。

非公開の施設では、8歳の雄「キイチ」と2歳の雌「メイ」が繁殖期を迎えました。多くのネコ科動物と同様に、ツシマヤマネコも普段は「一人暮らし」。飼育下では同居中の闘争で死に至るケースも報告されているので、ペアリングは慎重に進める必要があります。

まずは、網越しのお見合いで、雌の発情と雄の反応を見極めて、いよいよ同居へ。万が一に備え、モニター室で2頭の恋路を見守りました。危険な場面はなく、距離も絶妙でした。春にはうれしい知らせをお届けできるかも知れません!

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。