アジアゾウの採血

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今だ!2頭を同居させよ

先日のどうぶつえん日記でもお伝えしましたが、アジアゾウの繁殖に向けて、3月に冬美トンクン(雌・15歳)と秋都トンカム(雄・11歳)の同居を行いました。ゾウは発情周期が約100日と長く、繁殖できるチャンスは年に3回、各数日間しかありません。同居適期の推定は獣医師の仕事です。血液中の性ホルモンを定期的に測定し、卵巣周期を捉えることで同居適期を推定します。ゾウの採血は耳の裏側の血管から行います=写真。飼育員がゾウに餌を与え続けて静止させている間に獣医師が採血します。獣医師は、ゾウが採血に協力してくれるよう、治療がない日でも、ゾウ舎に顔を出してご褒美を与えたりするなど、信頼関係を築く努力をしています。(京都市動物園)

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。