ツシマヤマネコの繁殖

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飼育下の妊娠目指し工夫

今年もツシマヤマネコ=写真=の交尾がみられました。現在、繁殖を目指しているのは雄のリョウ(8歳)と雌のユリ(4歳)および、まゆ(9歳)で、2ペアともに交尾がみられました。交尾自体はこれまでも4年連続で観察されているのですが、なかなか妊娠に至らない状況です。ペアの相手を代えたり、オスの精子を採取したりするなど、繁殖がうまくいかない原因を調べていますが、まだ特定することはできていません。

ツシマヤマネコを絶滅の危機から救うためには飼育下での繁殖率をさらに上げていく必要があります。今年こそ5度目の正直!?で妊娠していることを願っています。結果は4月下旬にわかる予定です。(京都市動物園)

 

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。