アジアゾウの繁殖むけて

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仲は悪くなく同居延長

アジアゾウの繁殖に向けて、2023年3月の1カ月間、冬美トンクン(雌・15歳)と秋都トンカム(雄・11歳)の同居を行いました=写真。雄からのアプローチや、雌が雄を許容する様子などが観察されましたが、交尾は成立していないと思われます。アジアゾウの繁殖適期は約100日ごとにくると言われており、体内の性ホルモンの波によって繁殖のタイミングは左右されます。

今回は、3月末まで繁殖行動が継続して見られ、個体間の関係も悪くないことから、当初の予定よりももう少し長く、同居期間を延長することにしました。今後もゾウたちの状態を見極めながら、繁殖に取り組んでいきたいと思います。(京都市動物園)

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。