同居３年目、今年こそは
毎年１～３月はレッサーパンダの繁殖シーズンです。当園ではオスのウーロン（１１歳）とメスのミーミー（５歳）の繁殖に取り組んでいます＝写真。相性がとても良いわけではありませんが、大きなけがをするような闘争もなく、繁殖に取り組み始めて３年目になります。１年目はミーミーがまだ若く、発情兆候はあったものの交尾には至らず。２年目は交尾行動があったものの、妊娠とはなりませんでした。
絶滅危惧種であるレッサーパンダは血統管理がしっかりされており、血統を考慮した上で繁殖ペアが組まれます。ウーロンもミーミーも国内では重要な血統であり、ウーロンが繁殖できる年齢の上限に近づいているので、今年こそ繁殖が成功するようにと祈るばかりです。（京都市動物園）
京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。３６５日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。