ゾウの爪が剝がれた!

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完治まで一緒に頑張ろうね!

先月6日の朝、ゾウ舎の美都(雌、推定51歳)の寝室の床に大きな血痕があちこちに付いていました。よく見ると右後肢第4指の爪が根元から剝がれ、部屋の中央にはその爪が落ちていました。録画映像を確認したところ、立って寝ていた時に、膝からカクッと尻もちをつくようによろけ、右後肢を内側に滑らせた際に爪が剝がれた様子=写真矢印の部分。

患部は痛々しく、美都も歩くのが辛そうでした。露出した部分から化膿(かのう)すると起立できなくなり死につながるかもしれず非常に厄介な状況です。しかし、美都は化膿止めの薬も嫌がらずに飲み、患部の消毒も協力的にさせてくれたおかげで、再びグラウンドに出られるようになり、1センチ程度ですが新しい爪も生えてきました。美都、完治まで一緒に頑張ろうね!(京都市動物園)

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。