ホンドタヌキの入院

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猛暑で体調崩す

京都の森エリアで展示していたホンドタヌキのミナト(雄、推定13歳)=写真=は現在、バックヤードで入院しています。高齢で、もともと肝臓、腎臓を悪くしていたことに加え、この夏の暑さで体調を崩してしまいました。

ミナトは、2009年に横浜で幼獣時に保護され、15年に同居するミライ(雌、推定13歳)とともにやってきました。薬を変え、冷房の効く入院室で過ごすことでかなり回復しましたが、薬の効果が大きかったのか、量を減らしていくと食欲のない日が出始めました。

そのため投薬を再開し、もう少しバックヤードで経過を観察しながら退院を目指すことに。今年は早い時期から酷暑となり、病気を抱えた高齢の動物には厳しい夏だったのではと思います。(京都市動物園)

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。