ホンドギツネのキョウ

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交通事故で救護し8年

「京都の森」にいるホンドギツネのキョウ(雄、年齢不明)=写真=は、動物園に来て8年がたちました。

2014年に京都市西京区で交通事故に遭ったところを救護され、搬送時は後肢がまひして立つことができず、歯も欠損した状態でした。その後、治療のかいあり歩けるようにはなりましたが、歯がないため野生に返せず、動物園で引き取ることになりました。

先日、定期健康診断を行いましたが、肝臓の状態を表す数値が若干高かったものの、特に異常は認められませんでした。現在は、薬を投与しながら餌も食べやすいように細かく切るなどして飼育しています。事故は悲しい出来事でしたが、少しでも長生きできるよう見守っていきたいと思います。(京都市動物園)

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。