月に1度の体重測定

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歯噛み合わせ、爪も確認

テンジクネズミの健康管理をする上で、体重測定は重要です。というのも、30匹以上が群れで暮らしていると、1匹1匹が食べる餌の量を、飼育員が正確に把握するのは難しいからです。

餌は早いもの勝ちで食べるため、動きが遅くなってきた老齢個体は、どうしても食べる量が少なくなり、体重が落ちてしまいがちです。体重が減っている場合、群れからその個体だけ分けて、ゆっくり餌が食べられるようにしています。

また、体重測定の際には、歯の噛(か)み合わせが悪くなっていないかや、爪が伸びすぎていないかも併せて確認するようにしています。

年を取っても、元気に過ごせるよう気配りが大切なのです。(京都市動物園)

 

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。