プールの模様替え

写真

橋、いまだ誰も登らず

「ペンギンと言えば南極!」というイメージが強いと思いますが、園のフンボルトペンギンの生息地は南米のチリやペルーで、サボテンの生えた大きな岩や砂からなる起伏の多い島をねぐらとしています。

生息地を再現するため、擬岩や小石を張り付けた橋を設置しました=写真。ところが新しいものに慣れるまで時間が必要で、一筋縄にはいきません。

橋を設置してから3カ月ほど経つのですが、いまだ誰も登ってくれません。今ちょうど繁殖期で、園の雌は産卵前になぜか小石を探して飲み込む習性があるのですが、橋の滑り止めとして敷き詰めていた小石をむしり取られてしまいました。正しい使い方をしてくれるまで先は長そうです。(京都市動物園)

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。