ツシマヤマネコの優芽

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新天地での繁殖に期待

先日、非公開のツシマヤマネコ繁殖棟で飼育していた優芽(雌、4歳)=写真=が、長崎県の九十九島動植物園森きららへ移動しました。環境省によるツシマヤマネコの保護増殖事業の一環として、新天地で新しい雄と繁殖に取り組むことになったためです。

優芽は2017年5月11日に当園で生まれました。母親が難産であったため、勇希(雄、4歳)とともに帝王切開で生まれ、人工哺育で育てました。順調に成長し、2019年からはリョウ(雄、7歳)と繁殖に取り組んできましたが、残念ながら妊娠には至りませんでした。

誕生からいろんなことがあっただけに少し寂しいですが、新天地で成功を期待します。優芽!元気で長生きしてね!(京都市動物園)

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。