どうかやすらかに

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命の尊さ 伝えていく

11月12日夜に誕生したアメリカバクの雌の子ども=写真=ですが、14日朝に死亡を確認しました。

第一印象はとても体が大きい子でしたが、母親のお乳をなかなか見つけられず、担当飼育員が寄り添ってお乳を飲ませることもありました。朝には弱々しかった足取りも、少しずつしっかりと立てるようになり、安心していましたが、心臓の異常が原因となり短い生涯を閉じました。

誕生を心待ちにしてくださった皆様からは、亡くなった子への愛情あふれるコメントをたくさん頂き、ありがとうございました。この経験は今後の飼育管理に生かしていくとともに、彼女が教えてくれた命の尊さを伝えていきたいと思います。(京都市動物園)

 

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。