高齢ミーアキャット

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背骨変形もマイペース

ミーアキャットの園内最高齢のチックを紹介します。この冬で13歳になる雄のチック。飼育下での寿命は10~15年で、もうれっきとしたおじいさんです。

やはり「老いは避けられぬ」もので、先日行ったエックス線検査の結果、加齢で背骨が変形したり、背骨同士がつながったりする「変形性脊椎(せきつい)症」であることが分かりました。

実際、二本足で立って日なたぼっこすることが少なくなっていたのはそのせいだったのです。それでもゴロンと寝転がっておなかを日に当てたり、他個体と寄り添って暖を取ったり、チック自身はマイペースに暮らしています。これからもチックが暮らしやすい環境づくりを心がけたいと思います。(京都市動物園)

 

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。