ニシゴリラの絆

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父不調に息子ら元気失う

先月半ば、ニシゴリラのモモタロウ(雄21歳)が、首元の傷の治療で与えていた、抗生剤の副作用で下痢を起こし、食欲を無くしてしまいました。

父の弱りっぷりに息子のゲンタロウ(雄9歳)とキンタロウ(雄2歳)も不安になったよう。体調の悪い父の様子を見に来る姿も見られ、2頭とも元気も食欲もなくしてしまいました。

その後、息子たちが先に回復し、モモタロウも徐々に回復。普段と変わらない生活ができるようになりました。

ゴリラたちにとってもスタッフにとっても大変な出来事でしたが、群れの長であるモモタロウが、息子たちにとって、どれだけ大きな存在なのかを強く感じられた出来事でした。(京都市動物園)

 

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。