アナグマの手術

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麻酔かけ大きなコブ摘出

アナグマのフクチャン(雌、推定16歳)の左腕に、小さなコブが見つかったのは2年前。今年の梅雨に、担当者から「大きくなってきた」と報告がありました。このまま大きくなると、生活に支障をきたす可能性があり、麻酔をかけて摘出手術をすることになりました。

麻酔開始から目が覚めるまで約2時間。滞りなく終わり、翌日には元気に餌を食べてくれました。摘出したコブは検査に出し、種類や取り残しがないかも含め確認します。悪性腫瘍であった場合、取り残し部位から再発する恐れがあるのです。

結果、悪性ではありましたが、問題なく摘出できていることが確認でき一安心。フクチャンにはまだまだ長生きしてもらいたいです。(京都市動物園)

 

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。