シマウマの子 夜は母と別室

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親離れ 少しずつ練習

5月に入ってグレビーシマウマのミナト(雄、10カ月)=写真=は、夜間だけ母親ミンディー(雌、7歳)と別の部屋で生活しています。理由の一つは、一緒にいるとミナトの食べている量が分からないからです。

母親が餌を食べ過ぎてしまい、成長期のミナトが十分食べられないかもしれないからです。また全国で22頭しかいないシマウマのミナトもいつか親元を離れ、他の動物園で繁殖に取り組む必要があります。親と別の空間で過ごすことに慣らしておき、移動のストレスを少しでも軽減できればと考えています。

日中は母親と一緒にいるので完全に分離しているわけではありませんが、少しずつ親離れするミナトを温かく見守ってください。(京都市動物園)

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。