4年ぶり繁殖へ期待

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つぶさに確認、兆候見極め

2月に最盛期を迎えた絶滅危惧種ツシマヤマネコの発情期。雌ユメ(4歳)=写真右、ユリ(3歳)それぞれの発情に合わせて雄リョウ(7歳)=同左=との同居を実施したところ、両方で交尾が見られました。出産となると4年ぶりです!

メスは発情が近くなると、尿スプレーやローリングと呼ばれる発情期に特有の行動が増えます。これらの行動を見逃さないよう、24時間録画している監視カメラの映像を、毎日つぶさにチェックしました。実物のヤマネコよりもモニターに映る姿ばかりを見ていたので、少しめいることもありましたが、その成果もあり、発情のタイミングを見極めることができました。

妊娠判定は3月末。期待して待ちたいと思います。(京都市動物園)

 

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。