「池干し」ですっきり

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酸素入れ生息しやすく

園内の噴水池をご存じですか? 1903(明治36)年の開園時の姿をそのままとどめている唯一の施設で、水は琵琶湖疏水から引き込んでいます。現在、当園では琵琶湖水系に生息する希少種イチモンジタナゴ=写真=の保全活動に取り組んでおり、将来的に噴水池での自然繁殖を目指しています。

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先日、噴水池の生物環境を整えるため、池の水を抜く「池干し」を行いました。池干しをすると底の土に酸素が入り、生き物が暮らしやすい環境になります。在来魚の天敵となる外来生物の駆除も目的で、今回はウシガエルやそのオタマジャクシが多く見つかりました。

池干しは2月中旬まで行っており、ザリガニなどを捕りにサギなどの野鳥が集まってきています。(京都市動物園)

 

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。