保護されたキツネ

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餌与え回復、野生復帰

動物園の野生鳥獣救護センターでは傷ついた野生の鳥獣を保護し、自然に返す活動を行っています。ただし、有害鳥獣などは対象外です。9月中旬、線路沿いでぐったりしていたキツネが保護されてきました。

状況から電車と衝突した可能性があり、立てない状態でした。一命は取りとめたのですが、寝たきりで餌を自分で食べることもできず、飼育員2人がかりで口を開けさせて、お肉を与える日々が続きました。

野生復帰は難しいかもとあきらめかけた時、ふらつきながらも自力で立ち上がれるように。10月中旬には走り回れるまで回復し、先日、自然へと帰っていきました。あらためて、野生動物の生きる力に感動しました。(京都市動物園)

 

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。