秋都トンカムの成長

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繁殖つながる動き増加

ラオスから2014年に来たアジアゾウの秋都トンカム(雄8歳)=写真左=がたくましく成長しています。動物が“大人”になる時期をはっきりと示すことは難しいですが、一つの指標として「性成熟」という言葉があります。

子どもをつくることができるまでに成長することを指します。先日雌の体に付いていた液体を顕微鏡で確認したところ、初めて活発に動いている精子を確認できました。

雌を追いかけたり、上に乗ったりと繁殖行動につながる動きも増えてきました。まだまだ上手く交尾ができず、時には雌をいじめているようにも見えますが、彼も経験を積んでいるところ。みなさんも温かく見守ってあげてくださいね。(京都市動物園)

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。