キョウ君の食事

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ホンドギツネ “食育中”

ホンドギツネのキョウ君はもともと野生で暮らしていたのですが、交通事故でけがをし、当園の野生鳥獣救護センターで保護されました。その際、歯がほとんど無くなってしまったため野生に戻すわけにはいかず、園内の「京都の森」で暮らしています。

保護されるまでは獲物を追いかけていたはずのキョウ君。ここでは獲物に見立てた馬肉を上からつるすことで、餌を追い掛ける動きを引き出しています。

環境エンリッチメントと呼ばれる飼育管理の工夫で、わざと取りにくくすることで食事時間を伸ばし、暇な時間を減らそうとしています。3月からの「ごはんですよ~」のイベントにも登場しますので、お楽しみに!(京都市動物園)

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。