アカゲザルに緑を

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枝葉消え環境改善ならず

動物園では、毎年、学芸員を目指す実習生を受け入れています。今年は大学生3人が9月の2週間参加し、アカゲザルたちの環境エンリッチメント(本来の姿で生き生きと暮らせるような飼育場の工夫)に取り組んでもらいました。

アカゲザルは、本来、樹上で枝葉や果実を食べて生活します。サル島はコンクリートに覆われ、植樹できません。このため、土を入れた三つの容器を置き、3種類の木を植えました。サルたちは枝葉を食べたり引っ張ったりと、様々な行動を見せました。

しかし、サルたちの勢いはすさまじく、数日で緑はなくなり、実習生はしょんぼり。エンリッチメントは難しい!ということも学んでもらえました。(京都市動物園)

 

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。