ロバの爪切り

20190712zoo

放っておくと関節炎に

先日、ロバのハル(雄・11歳)の爪切りを行いました。人でいう爪がひづめで、ロバは中指1本で立っていることになります。

ひづめも爪と同じように放っておくと伸び過ぎ、まっすぐ立てなくなったり、関節炎になり歩き方がおかしくなったりします。通常は走り回ることで自然に削れるのですが、運動量が少ないと余分にひづめが伸びるため、定期的に削る必要があります。

ハルのひづめは先端が伸び過ぎ、変形し始めていました。初めは嫌がって切らせてくれませんでしたが、痛くないのが分かったのか、最終的にはおとなしく切らせてくれました。今後も担当飼育員と獣医師でハルの足の健康を守っていきたいと思います。(京都市動物園)

 

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。