ゾウの爪切り

20190614zoo

巨大な平爪、入念に手入れ

皆さんは人の爪の役割をご存知でしょうか。実は、爪は骨のない指先を支えることで、物をつかめるのです。ゾウにとっての爪は、あるいは人以上に重要かもしれません。

彼らの爪は、体重を支えるために巨大な平爪になっています。もし爪に何らかの異常があり立つことができなくなると、床擦れを起こし、特にゾウなどの大型動物は死に至ることがあります。このため、当園では普段からゾウの爪の手入れ「削蹄(さくてい)」を行っています。

大きな爪をウシやウマ用の削蹄鎌とナイフで削っていきます。作業は動物舎の中で、数人掛かりで行います。開園日にも実施していますので、タイミングが合えば、皆さんにもご覧いただけます。(京都市動物園)

 

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。