翼の折れたハヤブサ、4年目の挑戦

20190426zoo

目指せ鷹匠、救護の現状知って

翼を骨折したハヤブサが4年前、園内の野生鳥獣救護センターに搬送されて来ました。治療しましたが元通りに飛べなくなり、野生復帰ができません。このハヤブサを来園者に間近で見てもらい、救護の現状を知ってもらおうと始めたのが鷹匠(たかじょう)トレーニングです。

まず拳の上に止まるためのトレーニングを行います。餌を使って拳の上でじっとすることを教えます。担当者も、ハヤブサが安定した姿勢を保てるようにしなくてはなりません。ハヤブサにとって、そこが最適な場所となるようトレーニングします。

最近は、ハヤブサを拳の上に乗せたまま歩く練習中。皆さんに早くお見せできるよう、二人三脚で奮闘しています。(京都市動物園)

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。