2015年4月2日(木) 嵐電・北野線

京都で「嵐電(らんでん)」と親しまれている京福電鉄は、今でこそ京都市内の西側に鉄道路線を持つのみだが、かつては福井県にも鉄道路線網を持っていた。又、今では「叡電(えいでん)」と親しまれている叡山電鉄も、以前は京福電鉄の路線だった。

その嵐電の帷子ノ辻と北野白梅町を結ぶ支線が「北野線」だが、かつては北野白梅町から北野天満宮前まで路線が伸びていた。白梅町から天満宮までの区間は、今では今出川通になっているが、その道路建設の際、市電が開業することになったので、路線を譲ったという経緯がある。
 その北野線には、「桜のトンネル」と呼ばれる区間が存在する。宇多野駅と鳴滝駅の間に、線路の両側に桜並木が続いているのだ。

2015(平成27)年4月、その「桜のトンネル」へ撮影に出掛けた。

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北野白梅町駅は、線路が2線あったが、今ではラッシュ時を除けば、ワンマンカーの1両編成が1本のホームに出入りするのみだ。そう思ってたら、その後、白梅町駅の改築が決まり、今では線路が1本の行き止まり式になってしまった。

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この日は桜のシーズンということもあり、平日の昼間にしては、お客さんが多めだった。

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鳴滝駅を下車して5分ほど歩いたところに、「桜のトンネル」の撮影ポイントがある。この時期になると、線路沿いにわざわざ撮影ポイントが設けられ、ガードマンが常駐する。

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特設の撮影ポイントが設けられているということは、逆に言えば、撮影マナーが悪化して、そうせざるを得なくなったとも言える。

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この年は、桜の開花が早く、4月2日にして、もう満開になっていた。

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その後、帷子ノ辻駅までレトロ調の電車に乗って移動した。

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別のホームには、パトカー色に塗られた電車が止まっていた。

鉄道関連ニュース

京都新聞の撮り鉄カメラマン“カジやん”が、1978(昭和53)年から現在に至るまで、京都を中心に日本全国で撮影した鉄道写真を紹介します。

注*掲載写真の中には、現在は地形などの変化で撮影することができない場所や、撮影対象そのものが存在しなくなったものも含まれます。必ずしも現状とは一致しませんので、あらかじめご了承ください。