2010(平成22)年の夏は、まさに「暑い夏」だった。何せ、1898年以降の113年間で第1位の記録となった年だった(=当時)。また、台風の発生数が最も少なく、1951年の統計開始以来の最少(=当時)を記録した年でもあった。
連日、猛暑の日が続いていた7月下旬、35℃を超える暑さの中、たまたま通り掛かった京阪電鉄の石山坂本線を撮影した。
京都に地下鉄東西線が開業して以降、地下鉄乗り入れ用の800系4両編成を除き、主に浜大津方面で走っている2両編成の京阪車両を、京都市内では見ることが出来なくなった。
こちらを走っている車両たちは、基本的にバラエティに富んでいるのだが、デザイン的に近いものが多く、一般の方々から見れば、あまり区別が付かないようなレベルではある。
標準~中望遠の域であれば、普通に写真を撮ることが出来たのだが、この暑さなので、それ以上となる超望遠の領域だと、ピントが分からないぐらい「空気が揺れる」。
どんなに頑張って目を凝らしても、ピントが合っているのか合ってないのか、全く分からないのである。
そんな空気の揺れが目で見て分かるほどの暑さ、というのは、30℃を超える辺りからだが、それが35℃を超えるとより顕著になる。
そんな猛暑のため、僅か30分ほどでダウン。近くの商業施設へ涼みに行く羽目になってしまった。
注*掲載写真の中には、現在は地形などの変化で撮影することができない場所や、撮影対象そのものが存在しなくなったものも含まれます。必ずしも現状とは一致しませんので、あらかじめご了承ください。