チンパンジー、注射に挑戦中!

20171013zoo

健康な生活へ訓練の日々

当園ではチンパンジーなどの健康管理を行う上で、治療によるストレスをできるだけ少なくするために、日々トレーニングを行っています。現在は「注射」の練習中。注射が打てるようになれば治療や麻酔が行いやすくなります。打ちやすい位置に肩を出させ、注射針を触らないよう反対の手は飼育員と手をつなぎ、体勢を整えます。

ジェームス(オス・24歳)は、初めは消毒液の臭いを嫌がっていましたが3日で克服し、先を丸めた注射針を10秒間当てておけるようになりました。最年長のコイコ(メス・推定40歳)=写真=は一番落ち着いてトレーニングを受けています。これからも健康に暮らせるように、彼らにも頑張ってもらおうと思います。

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。