棚田の稲穂食べつくす
5月末に田植えをした稲が、大変なことになってしまいました。
本来なら、頭を垂れるくらいに稲穂が実っている時期なのですが、「京都の森」の棚田には稲穂がほとんどありません。8月中旬には穂がしっかり実っていたのですが、その時期を見計らったようにスズメが大挙してやってきたのです。
かかしを立てたり、反射テープを張ったり、職員にできるだけあぜ道を通ってもらうようにしたのですが、ほぼ効果がありません。こんな小さな田ですら管理が大変なのに、農家の皆さんはすごいと実感しました。
今年のお米はスズメが食べきるほどおいしかったんだと自分を慰めながらも、来年は絶対に実りの秋にしたいと思います。
京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。