クリアには最短でもひと月

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ヘビの検疫

動物園に新たな仲間を迎え入れるとき、病原体や寄生虫が園内に持ち込まれないよう、検疫期間を設けています。一定期間、隔離して、検査や観察のために獣医師が管理、ここで異常なしと判断されて初めて「展示」できるのです。

検査の一つに寄生虫の有無を調べるものがあり、3回ふん便検査を実施し、問題があれば投薬治療などを行います。1回の排便期間が約10日もかかるヘビは、とても大変。3回クリアするのに最短でもひと月かかります。

2月から検疫中のミドリニシキヘビは、数種類の寄生虫を持っていたため、現在やっと2回目をクリアしたところ。最後の検査もパスして、早く来園者の皆さんにお披露目できますように!

 

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。