高齢アカゲザル 長生きを

1020saru

イソコ、老猿ホームへ

アカゲザルの飼育下での平均寿命は26年から30年といわれていますが、園内最高齢のイソコ=写真=は38歳!背中も曲がり、歩き方もヨロヨロ。若者にはおいしい餌を取られ、体毛も少なくなってきたので厳しい暑さ寒さが身に染みます。

そんなイソコと妹のビート、群れの第1位のオスだったアサタローの30代トリオに、冷暖房完備でバリアフリーの類人猿舎の「老猿ホーム」に引っ越してもらいました。

暖かい部屋でゆっくり食べる様子を期待していましたが、新しい部屋にまだ慣れないようで、急いで餌を食べるとすぐに定位置に戻ってしまいます。気候がいい日には外にも出てもらう予定ですが、これからゆっくり慣れていってもらいたいと思います。

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。