1980年9月14日(日) ミステリー列車

1979(昭和54)年7月に関東の方で、漫画「銀河鉄道999(スリーナイン)」にちなんだ、行き先不明の「ミステリー列車」が国鉄で運行された。
 当時、テレビニュースなどでも取り上げられて大きな話題になったこともあり、その後、しばらく同様に行き先不明をウリにしたミステリー列車が流行となり、日本各地で数多く運転された。

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1980(昭和55)年の9月、たまたま立ち寄った京都駅に、怪しげな列車が7番ホームに止まっているのを見付けた。
 ホームに降りてみると、どうも流行りのミステリー列車が停車しているらしかった。
 ヘッドマークを見ると、「3?9」で「スリーナイン」の振り仮名が…。

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奈良線から来た、その列車は、京都駅にてけん引機のDD51を機回しして方向転換していた。どうやら、ここからは東海道線を東に進むらしかったが、この列車が奈良県の王寺駅を出発して、王寺駅に戻るルートであることと、けん引していたDD51が三重県の亀山機関区所属の機関車だったので、その運用範囲から考えて、まず間違いなく東海道線の草津から草津線に入ることが予想された。この辺りは、鉄道ファンならではの推測である。

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ホームには、機関車の付け替えで長時間停車していたこともあり、列車に乗っていた少年たちがカメラを持って走り回っていた。

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列車の窓に貼ってあった紙を見ると、どうやら王寺駅のある地元の子ども会主催の団体臨時列車らしかったが、自分の地元ではせいぜいバス旅行ぐらいしか無かったので、ちょっと羨ましくも思えた。

紙面連載

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