愛しい角刈りカワアナゴ



ご飯の時は熱いまなざし

20180518aqua
京都の希少生物を中心に展示(てんじ)している「山紫水明(さんしすいめい)」エリアにはニホンウナギが3匹(びき)、カワアナゴとギギが1匹ずつの計5匹を展示している水槽があります。

隠(かく)れ場用に5本の竹筒(たけづつ)を入れていますが、どうやらそれぞれお気に入りがあるようで、ギギは左上、カワアナゴは右上、ニホンウナギは下3本、といつも決まった竹筒に入っています。

5匹の中でも私のお気に入りはカワアナゴ。ニホンウナギと並(なら)んで「僕(ぼく)もいますよ」と竹筒から顔を出している姿(すがた)を目にします。

背面(はいめん)には太い明褐色(めいかっしょく)の帯が1本あり、状況に応(おう)じて明色、暗色と変化させます。このツートンカラーが特徴(とくちょう)で、正面から見ると角刈(かくが)りみたいでとても愛らしいです。

ごはんの時間にはカワアナゴの魅力(みりょく)がたっぷり詰(つ)まっています。水槽(すいそう)のフタをあけると、竹筒から顔だけ出して熱いまなざしで見つめてきます。いつもおねだりに負けて最初に好きなエビをあげます。

口の近くにエビを落としてあげると、素早(すばや)く体の半分だけ出してバクッと一口で食べます。食べ終わるとそそくさと竹筒に戻(もど)りますが、体を出し過ぎると大きな胸びれがつかえて戻れなくなります。他の魚にごはんをあげているといつの間に戻ったのか、竹筒からまた熱いまなざしを向けてきます。

一つ一つのしぐさがニホンウナギに負けないほど魅力的な隠れ主役のカワアナゴ。是非(ぜひ)探(さが)してみてください。