かわいい寝姿、異変ないか点検



夜の見回りは大切な仕事

12月水族館P

京都水族館では、飼育(しいく)スタッフが当番でいきものたちの様子を見回る、宿直(しゅくちょく)の役割があります。けがや体調不良になっていないか、プールや展示内に異変はないかなど、昼間と同じように夜間も観察をしてチェックしています。

 水族館が閉館するのは通常午後6時。昼間は活発に動き回っているいきものたちですが、その頃にはお休みモードのいきものたちがいます。イルカやアザラシは、プールをゆったり泳ぎ、ぷかぷか浮かんだりプールの底に沈んだりとリラックス。オットセイやペンギンは、ほとんどは毛づくろい羽づくろいをすませて、自分たちの寝床を確保し眠そうにあくびをしています。

夜の見回りは午後10時。聞こえるのは、いきものたちがたてる水の音と水槽(すいそう)に水や空気を送るための機械の動く音だけ。その頃にはペンギンは、立ったままやうつぶせになったりと思い思いの体勢(たいせい)で寝ています。夫婦のペンギンが寄り添(そ)って寝ている姿はとてもかわいいです。オットセイは、それぞれ岩場の上でごろりと寝ています。寝息や、たまにいびきも聞こえます。

朝の見回りは、午前6時。意外にみんな早起きで、ペンギンやオットセイたちは朝の水浴びで元気にプールを泳ぎ回っています。寝坊しがちないきものも、飼育スタッフの足音が聞こえるとすぐにパチッと目を覚まします。

夜の水族館は暗くて少し怖いイメージがあるかもしれません。しかし、昼間には見ることができないいきものたちの姿を見ることができるので、私たちにとって宿直の見回りは大切な仕事であり特別な時間でもあるのです。