3匹の仲良しカジカ



ごはんだけは競争 平等ひと工夫

送付用
 京都水族館の「山紫水明(さんしすいめい)」エリアでは、カジカを展示しています。丸い頭にたらこ唇(くちびる)が特徴的(とくちょうてき)で、一般的に縄張(なわば)り意識が強いとされています。
 水槽(すいそう)内では3匹飼育していますが、この3匹はとても仲が良さそうなようす。朝一番にのぞくと一列に並んでいたり、上から重なったりしています。そのようすに「今日も仲良しだな」と私もうれしくなります。離れ離れだと「どうしたんだろう」と少し心配にもなります。
 カジカのごはんは、主にエビをあげています。ごはんをあげるために水槽のふたを開けると、ぎょろっと3匹がいっせいに私を見上げてきます。それはまるで自分が一番に食べたいと主張してくるような熱い視線です。
 エビをあげると一番早く反応したカジカが、まるでロケットのようにエビに向かって突撃(とつげき)してきます。いつもは仲良く見えるカジカたちも、ごはんのときは、われこそはとやってきて、取り合いに負けてしまうことがあります。そのため、ごはんをあげるときは3匹が平等に食べることができるよう場所を変えて工夫しています。
 一日の終わりに水槽をのぞいてみると、3匹がぴったりくっついて水槽の中で並んでいます。そんな姿にホッとし安心して、毎日ほほ笑ましく見守っています。