グジことアカアマダイ



赤い体が美しい、かわいい臆病者

9月アカアマダイ
現在、「京の海」エリアでは、「アカアマダイ」を展示しています。京都では「グジ」という名で高級魚としても知られています。市場などで見たことがあるのではないでしょうか。
アカアマダイは臆(おく)病(びょう)な性格をしていて、朝、水槽(すいそう)の電気をつけると、スーッと岩の隙間(すきま)に隠(かく)れるように潜(もぐ)り込みます。しばらくすると、岩の隙間から少しだけ顔をのぞかせ、じーっとこちらをうかがっているようなかわいらしい姿に自然と笑みがこぼれます。
水槽に潜って掃除(そうじ)をしている時も、近寄ると、あわててビュッと泳ぎ回り、岩にぶつかりそうになるため、びっくりさせないよう作業はいつも丁寧(ていねい)におこなっています。
普段はおとなしいのですが、実はとても力が強く、水槽にバケツで運ぶときには飛び出す勢いで動いて、よく服がぬれてしまいます。
ごはんの時間になるとまた違った姿を見ることができます。岩の隙間から飛び出して、同じ水槽にいるマダイやキダイに負けない勢いで、ごはんにまっしぐらに泳いでいきます。勢いあまってごはんの入っている網(あみ)にかぶりついて破ってしまうこともあります。
そんなアカアマダイの一番の魅(み)力(りょく)はやはりその体の美しさ。名前の通りきれいな赤い体(たい)色(しょく)をしており、ついつい見入ってしまいます。少し世話の焼ける魚ですが、そんな美しい姿を見るともっとお世話をしたくなります。