ミナミイシガメ

にんまりと笑っているように見えるミナミイシガメ

にんまりと笑っているように見えるミナミイシガメ

いつでも笑顔で待ってるよ

京都の水辺(みずべ)にすむ生きものたちを展示(てんじ)している山紫水明(さんしすいめい)ゾーンには、「ミナミイシガメ」というカメがいます。淡水魚(たんすいぎょ)の展示が多い中で、ミナミイシガメはたくさんのお客(きゃく)さまに注目(ちゅうもく)される人気者(にんきもの)です。
大きさは15~20センチで、甲羅(こうら)の表面(ひょうめん)がつるんとしてなめらかなのが特徴(とくちょう)です。京都市では天然記念物(てんねんきねんぶつ)に指定(してい)されているため、許可(きょか)なしで捕(つか)まえたり、飼育(しいく)したりすることは禁止(きんし)されています。ミナミイシガメは夜行性(やこうせい)であるため、昼間(ひるま)はあまり活発(かっぱつ)に動(うご)きません。餌(えさ)を食べる時はものすごい勢(いきお)いでこちらに突進(とっしん)してくるのですが、ふだんは陸(りく)に上がって目をとじているか、水の中でじっとしています。あまりにも動かないので、つまらないと思われることもあるかもしれません。

飼育スタッフがおすすめするミナミイシガメのチャームポイントはなんといってもその笑顔(えがお)です。カメが笑(わら)うの?と不思議(ふしぎ)に思われるでしょう。正確(せいかく)に言うと、笑っているように見えるのは口です。口の両端(りょうはし)が上を向いているので、にんまりと笑っているように見えるのです。私(わたし)たち飼育スタッフは、毎朝(まいあさ)、水族館(すいぞくかん)がオープンする前に生きものたちの状態(じょうたい)を確認(かくにん)します。ミナミイシガメの様子(ようす)を見るために水槽(すいそう)をのぞくと、カメたちがいっせいに笑顔でこちらを見るので、思わずこちらも笑顔になります。「おはよう!」と元気よくあいさつされているみたいで、うれしくなります。

ぜひミナミイシガメたちに会いに来てください。いつでも笑顔でみなさんをお待ちしております。