1にそっくりチンアナゴ



どこまで伸びる ごはんの時間

チンアナゴP

「1」という数字から、魚をイメージする人はなかなかいないと思います。

しかし、実は「1」にそっくりな魚がいるのです。

それは、チンアナゴです。まるでひものように細長い体で最大40センチほどになり、魚なのに泳ぎまわることはあまりありません。体の半分から頭部だけを砂から出して生活しており、周(まわ)りをキョロキョロして漂(ただよ)ってくるごはんを探(さが)したり、危険がないか見張(みは)っています。そのようすはまさに数字の「1」。

1が並ぶ11月11日は「チンアナゴの日」であることから、京都水族館では今月、「ちんあなごだらけの京都水族館」というイベントを行っています。

たくさんのチンアナゴたちを見ていると、体のほとんどをうずめているものもいれば、どこまででてくるの?と聞きたくなるほど長い体を伸ばしてゆらゆらと揺(ゆ)れているものがいたりとようすはさまざま。一言で数字の「1」といっても長い1から短い1までいろいろな1が並んでいます。

個性(こせい)豊かな彼らですが、注目してほしいのはごはんの時間です。水槽(すいそう)の上から降ってくるごはんをわれ先に食べようと、みんな体をどこまでも伸ばします。普段(ふだん)、砂から出ている長さからは想像もつかないほど長く伸び続けるようすは、まるで手品のようで夢中になって見てしまいます。

はっと気づいた時には水槽一面、長い「1」だらけに。体を伸ばしたチンアナゴたちは圧巻(あっかん)です。