ミナミアメリカオットセイの赤ちゃん



すくすく成長、外の世界に興味津々

20161013otosei 今年の6月と7月に、2頭のミナミアメリカオットセイの赤ちゃんが誕生(たんじょう)しました。

私は6月に生まれたオスの赤ちゃんの母親「ノエル」を担当しており、大きなおなかで動きづらい上に蒸(む)し暑い時期、そして何より初産(ういざん)であるノエルをとても心配していました。

しかし、いざ出産がはじまると私の心配をよそに赤ちゃんは元気な鳴き声をあげて無事に生まれ、ノエルにも大きな問題はなく、ほっと胸をなで下ろしました。

ただ、初産のノエルがしっかり子育てができるかどうかはまだわかりません。飼育(しいく)スタッフが交代で24時間観察(かんさつ)を続け、何かあればすぐに対応できるよう親子を見守っていました。ちゃんとミルクは出ているかな、ノエルは赤ちゃんが飲みやすいようにあげることができているかな、と心配は尽(つ)きませんでした。

ノエルの頑張(がんば)りもありすくすくと大きくなる赤ちゃんの愛らしいようすをお客さまにも見ていただこうと、生後50日を迎(むか)えたころ、「オットセイのゆりかご」という新しくできた展示(てんじ)スペースでの一般公開が始まりました。窓から見えるお客さまや外の世界に興味津々(きょうみしんしん)の赤ちゃんはより活発になり、ミルクもたくさん飲んでさらに大きく成長しています。ノエルもすっかり母親が板につき、どっしりと構(かま)えているようす。飼育スタッフが赤ちゃんと遊ぶこともあり、もうひとりの母親とでもいうべき飼育スタッフを信頼(しんらい)してくれていると感じます。

現在、赤ちゃんは展示プールデビューに向けてちいさなプールで泳ぐ練習などしています。人懐(なつ)こい性格はそのままに、父親のヒューゴのように大きく立派な大人に成長してくれることを願うばかり。ノエルの子育てももうしばらく続きそうです。