食いしん坊エボシカメレオン



普段はのんびり、ごはんを見ると…

強い握力と鋭い爪でロープにつかまるエボシカメレオン

強い握力と鋭い爪でロープにつかまるエボシカメレオン

今年の夏限定の特設(とくせつ)エリア「ゾウガメパーク」では、「エボシカメレオン」を展示(てんじ)しています。

普段(ふだん)、私は主に魚たちの世話をしているので、はじめはわからないことだらけでした。カメレオンは、野生では木の上で生活しています。とても握力(あくりょく)が強い上に爪(つめ)がするどく、実際に触(ふ)れてみて理にかなった体のつくりをしているんだなと実感しました。

そんなカメレオンたちのごはんは昆虫(こんちゅう)。京都水族館ではコオロギをあげています。最初のころは全く食べてくれず苦労しましたが、今では環境(かんきょう)にも慣れてペロリと食べてくれるようになりました。普段はのんびりしていて葉っぱの陰(かげ)に隠(かく)れていますがごはんを見せるとギラッとした顔つきに変わり、まさしくハンターのような顔になります。少し離(はな)れた所にコオロギを置くとゆっくり近寄り、口を開け「ビヨーン」と舌を伸ばし上手にキャッチします。ごはんを食べている顔はなんとも幸せそう。そんな顔を見ているとついついあげすぎてしまいそうになります。

また、カメレオンは植物の葉などについた水をなめるので、水を置いただけでは飲んでくれません。ときには、ごはんをあげる際に水を飲ませています。ごはんをモグモグしているときに、すかさず口に水を流し込むとゴクゴク勢いよく飲んでくれるため、この方法で与えています。

カメレオンは姿(すがた)や動き、生態(せいたい)などとても興味深く魅力的(みりょくてき)ないきものだと感じます。30日までの展示ですので、ぜひ見にきてくださいね。