体長80センチのコイ



こわもてでもおとなしい人気者

大きな体でゆったりと泳ぐコイ

大きな体でゆったりと泳ぐコイ

「京の里山」エリアの池には、コイ、ニゴイ、ナマズなどたくさんの魚がいます。最近暑い日が続き水温が上がったことで、魚たちはとても活発に泳いでいます。特に餌(えさ)をあげる時には、みんなわれ先にと重なるようにして水面に上がってくるので、迫力満点(はくりょくまんてん)です。

その中でもひときわ目立つのがコイたちです。大きな川の中・下流域(りゅういき)といった流れのゆるやかな場所などに全国的に生息(せいそく)しているので、みなさんにもなじみのある魚ではないでしょうか。シジミなどの貝類や水草などを食べる雑食性(ざっしょくせい)で、まれに全長100センチを超えることもある魚です。

「京の里山」エリアにも、体長80センチほどもある大きなコイがいます。この一番大きなコイは子どもたちの人気者で、「ボス」と呼ばれています。確かに、大きな体で池の中をゆったりと泳いでいる姿は魚たちのボスのようだなと思いました。真っ黒で大きなボスは一見怖(こわ)そうに見えるのですが、とてもおとなしくて、いつものんびりと泳いでいます。餌をあげている時に、ほかのコイよりも一回り大きな口を開けてこちらに向かって来るボスをみると、うれしくなってついたくさん餌をあげてしまいそうになるのですが、毎日健康でいてもらいたいので餌のあげ過ぎに注意しています。

ボスは毎日子どもたちに囲まれていますが、大人の方もボスを見ると「わぁ、大きな魚がいる!」と池の中をのぞいています。私は毎朝、開館前の見回りの時に、「今日もがんばろうね」とボスに声をかけて作業に取り掛かるのですが、口を開けて寄ってくるボスの姿は「はーい!」と返事をしてくれているように見えます。