ケープペンギンの羽繕い



仲の良い相手とお互いに

ぐにゃりと体を曲げて羽繕いするケープペンギン

ぐにゃりと体を曲げて羽繕いするケープペンギン

みなさんはケープペンギンの羽繕(はづくろ)いを見たことがありますか?

私たちは毎日お風呂に入って体をきれいにしていますが、ペンギンたちも体のお手入れをしているのは一緒。くちばしを使って羽を細かく器用に整えたり、汚(よご)れを取ったりします。

羽繕いをする部分は全身です。おなかも背中も、お尻(しり)も首の下まで、ぐにょっと体を曲げて上手にいろいろな所をきれいにしています。体がとても硬(かた)い私には、ペンギンたちの体の柔(やわ)らかさがうらやましい限りです。

そして、お尻にある尾脂腺(びしせん)から脂(あぶら)をとって羽をきれいにコーティングします。そのおかげでペンギンたちの羽は水をはじき、プールからあがってきたペンギンの体にははじかれた小さな水玉がついています。この水玉はしっかり羽繕いをしている証拠(しょうこ)なのです。水玉が光に当たってキラキラと光る様子は、宝石をまとっているかのように見えることがあります。

羽繕いは自分だけでするのではなく、仲の良い相手とお互いにし合うこともあります。よく雄(おす)と雌(めす)のペアで羽繕いをしているのを見かけます。羽繕いで誰と誰が仲良しなのかもよく分かるのです。もし羽繕いをしているペンギンを見かけたら、少し立ち止まって見てみてください。ペンギンの器用さや体の柔らかさはもちろん、誰と仲が良いのか、人間関係ならぬペンギン関係?も分かるかもしれません。